HUAWEIスマホの留意点 (後編)

こんにちは。Yです。

少し間が空いてしまいましたが、ドコモ版P20 Pro (HW-01K)も無事ゲットしましたので、
前回の記事に続きHUAWEI端末における留意点を書いていきます。



1.バッテリー表示はやや水増し

Mate 10 ProやP20 Proともに4,000mAh級のバッテリーを内蔵していますが、
ソフトウェアの省電力設計も相まって、日常利用でバッテリーを0%まで使い切ることはほぼありません。

ところが、ガッツリ使ってバッテリー消費すると、謎な仕様の存在に気が付きます。

あと2%はどこ行ったの………


残り残量2%で画像のような警告が出てきて、30秒後に問答無用でシャットダウンされます。
なぜか、シャットダウンされずに0%まで使える時もあります。

発動条件が分かりませんが、手元のdtab(d-01K)のような、キャリアブランドとして販売されているモデルも
同様の仕様のため、実質2%の水増し表示状態です。

こんなことしなくても普通にバッテリー持つのですが、なぜ不誠実なことをするのか…。
不思議な仕様です。(慣れます)

2.スクリーンショットはJPEG形式

これは、なかなか気が付きませんでしたが、スクリーンショットの保存形式がPNGではなく、JPEGです。
(「スクロールショット時のみJPEG」と書かれているサイトもあるため、
ファームウェアのバージョンなどによって異なるかもしれません。)

一目で気付ける劣化はもちろんありませんが、JPEGは非可逆圧縮です。
ほとんどの端末は可逆圧縮のPNGで保存されます。

せめてASUSの端末のような選択式でも良いので、PNG保存出来てほしいです。

設定も探してみましたが、特に見当たらず、もし
解決策ご存知の方いらっしゃったら、ぜひコメントなどでご教示ください…。

3.実は低い画面解像度

これは、もしかすると簡単に語れる話ではないのかもしれませんが。

近年のフラッグシップだと

・Samsung
Galaxy S9 / S9+:2,960x1,440

・HTC
U12+:2,880x1,440 / U11:2,560x1,440

・SHARP
AQUOS R2:3,040x1,440

・LG
V30 / V30+:2,880x1,440

このように、縦に差はあれど横は1,440pxがスタンダードとなってきています。
(表示解像度の違いもありますので、後述します。)

ところが、HUAWEIのハイエンド端末は

P20 Pro (HW-01K):2,240x1,080
Mate 10 Pro:2,160x1,080

と、1世代遅れの横1,080pxです。

目視ですが、恐らく配列もペンタイル配列ではないかと思われ、画面の物理サイズが大きいことからも、
特に文字情報の表示時にピクセルの荒さは目立ちます。
また、薄いグレーなどを表示すると激しい色ムラの目立つ個体もあり、
搭載している有機ELの品質は、正直あまり高くないと思われます。

前述のGalaxyシリーズなどは、消費電力/処理能力の絡みもあってか購入時のデフォルト表示解像度は
2,220x1,080に設定されていますので、人によっては問題には感じないかもしれません。

ですが、ソフトウェアで下げられているだけであれば、設定を変えれば解像度を上げることが出来ますし、
近年のGalaxy端末で有機ELの色ムラやピクセルの荒さも感じることはありません。

個人の主観としては「ああ、こういうとこでしっかりコストカットしてるんだな……」という気持ちです。

4.正しく動かないスクロールショット

最近では、縦長のスクショを連結して作ってくれる機能を載せているメーカーも多いです。

HUAWEI端末にもこの機能が付いているのですが、如何せん「撮れません」と言われてしまうことが多いです。

ゲームでイライラした後に、スマホにイライラさせられる大人の鑑

ゲームだけでなく、ChromeでのWebページ撮影でも非常によく遭遇するのですが、
このようなエラーが出た際、途中まで取れてる部分があったとしても(通常サイズのスクショすらも)一切保存してくれないので、結構不便です。

他社に比べると、甘いですね。

5.不遇なMate 10 Pro

Mate 10 Pro固有の問題がいろいろあります。
出荷版のP20 Proでは改善されていますので、アップデートで改善されると信じていますが。

・食べ物を撮影した際の画質が異常に悪いこと


 ・Wi-Fi速度が約150Mbpsで頭打ち

先日、自宅のルーターをTP-LinkのC5400に買い替えました。
11ac対応で、4x4 MIMO・MU-MIMO・1024QAMなど、オーバースペックの極みです。

が、設置後のスピードテストの中で、Mate 10 Proだけ速度が遅いことが判明。

左から、iPhone X / Galaxy S7 edge / Mate 10 Pro

ご覧の通り、2年前の機種であるGalaxy S7 edgeにすらも、負けてしまっています。

回線は下り1Gbpsの回線で有線では実測600Mbps程度出ていること、測定サーバーは全て同一に固定していること、
設定画面を見る限り866Mbpsでリンクしていることから、端末自体の問題と判断しています。

2x2 MIMOの、866Mbpsでリンクされています

6.Dolby AtmosはBluetooth非対応

タイトルの通りです。
P20 Proで搭載されたDolby Atmosですが、
利用できるのは内蔵スピーカーと有線イヤホンのみのようです。

つらい

ピュアオーディオやロスレス(ハイレゾ含)界隈ならともかく、時代の流れ的には、
無線に移行してきていますので、エフェクトモリモリDolbyは無線でも使えて欲しいところです。

(「非対応」ではなく「未対応」と書かれていますので、そのうち対応するものだと思いたい。)

7.純正充電器は買うべき

悪いところだけを書き溜めるつもりではなかったのですが、気が付けば
悪いところの連発になってしまいましたので、最後は前向きな内容で締めたいと思います。

HUAWEI端末には、独自の「Super Charge」という充電方式があります。
電圧ではなく電流を高める方式のため、充電器だけでなくケーブルも専用のものが必要ですが、速度は段違いです。
(以前の記事を見ていただけると詳細載せています。)

Mate 10 Proなどの直販品には付属しているのですが、HW-01Kなどキャリア端末には付属していません。
キャリア純正品などで充電するよりも、速く充電できますので、
バッテリー容量自体が大きいことも考えHUAWEI純正品の利用がおススメです。

純正品は、カスタマーサービスセンターの店頭(銀座梅田)か、もしくはHUAWEIのウェブサイトから購入できます。
(他の販路もあった気がしますが、思い出せませんでした。)

対応端末を使われるのであれば、純正充電器はマストアイテムです。


以上、個人的にHUAWEI端末を利用している中で感じている点を、前編後編でお伝えしてきました。

誤りやご意見など、何かあればコメント欄からご連絡ください。

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